世の中には児童養護施設、自立支援ホームなどの施設入所者、退所者専門の就労支援に取り組んでいる素晴らしい団体があります。その名は「NPO法人 フェアスタートサポート」。そのフェアスタートは施設の若者や職員向けの情報誌『エール』を発行しているのですが、3月1日発行の第3号で、児童養護施設出身の元プロボクサーで現SRSボクシングジム会長の坂本博之さんと自立援助ホーム「湘南つばさの家」ホーム長の前川礼彦さんのインタビュー記事を書かせていただきました。



そものきっかけは昨年3月、タイガーマスク基金の勉強会に参加した際に、フェアスタートスタッフの西村 夏美さんとお会いしたことから「フェアスタート」の活動や「エール」の存在を知り、以前から児童養護の世界に関心があり自分にも何かできないかと思っていたので、今号から参加させていただいたというわけです。(今気づいたけどあれからちょうど1年か...トオイメ)
坂本さんとは久々の再会でしたが、相変わらず素晴らしい漢でした。現在は西日暮里に「SRSボクシングジム」を構え、会長としてボクサーの指導・育成に当たるかたわら、今も全国の児童養護施設を回ってボクシン
グセッションを行っています。児童養護施設を出た後ボクサーになりたいという2名の若者を、自ら身元引受人となって鹿児島からジムに呼び寄せ、プロライセ
ンスを取得させ育成。彼らは現在プロボクサーとして活躍しています。これから社会に巣立つ子どもたちへのメッセージ「今を熱く生きろ」「熱をもって接すれ
ば熱をもって返ってくる」にはまたしても心が熱くなりました。
(以前坂本さんにインタビューさせていただいた記事はこちら→http://www.jinzai-bank.net/edit/info.cfm/tm/067/)
前川さんのお話にも何度も鳥肌が立ちました。直接子どもの自立支援に携わっている方に話を聞くのは初めてでしたが、とにかく子どもへの向き合い方が半端 じゃない。前川さんの半生も壮絶そのもの。「子どもたちがいつでも帰って来られる実家のような場所であり続けたい」との言葉に心を打たれました。
私自身は直接的には社会的養護を必要とする子どもたちや、彼らを支援する人々を支援することは何もできないので、今回はほぼボランティアで書かせていただきました。(編集・原稿料から経費を差し引いた分をフェアスタートさんに寄付)
今後もこれまで身につけた職能を使って少しでも彼らのお役に立てるようなことができればいいなあと思っておりますのでよろしくお願いします。
(※フェアスタートさんおよび坂本さん、前川さんに許可をいただいているので、インタビュー記事全文を後日当ブログにアップします)
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