一筆入魂

フリーライター/編集者 山下久猛のブログ

2012
03/10
日記

つらいときに唱える、僕を駆動する言葉

こないだ久々に電話がかかってきた友達に近況を話したら、よく頑張るねえと言われたんだけど、なんか違和感をもちました。

俺、全然頑張ってない。
必死こいてやらなきゃ終わらないからやってるだけ。
楽になりたいがために逃げるとか仕事を放棄するという選択肢はないので。当たり前だけど。

理由は2つ。
まず放棄しちゃった場合いろんな人に迷惑がかかるし、
結果そのクライアントからは2度と仕事が来ない。
特にフリーの場合は一度失った信頼はほぼ取り戻せないと考えていい。
そうなったら死活問題だ。
たまに「探さないでください」と置き手紙をして消えたくなるときもないこともないけど。

もうひとつは純粋に目の前の仕事をやり終えたい、この厳しい状況を乗り越えたいという欲求が強いから。
むしろこっちの方が強いかな。
高ければ高い壁の方が登ったとき気持ちいいもんな〜
と桜井さんも歌ってるけどまさにその通り。
このへんの感覚は登山と同じ。
苦しければ苦しいほど登ったときの快感、達成感は何ものにも代えがたい。
脱稿、校了したときのあの「終わった〜」という快感は、その仕事がつらければつらいほど、苦しければ苦しいほど、クライアントから無茶な要求をされた仕事ほど、大きくなる。
言っちゃえばドMですな。
その快感が次の山へ向かう原動力になる。

daisekkei.jpg
10年前くらいに登った白馬大雪渓

そういう意味でつらくなるとこのモンゴルの諺を読み返します。
山が高いからといって、戻ってはならない。
行けば超えられる。
仕事が多いからといって、ひるんではいけない。
行えば必ず終わるのだ。

もうひとつ原動力になるのは、まだ見ぬ景色が見たいということ。
幸いフリーランスはいろんな仕事が来るのでそのときどきで見える景色は違うからおもしろいことこの上ない。

高い山に登り終えると、また次の高い山に登りたくなる。
見える景色が違うから。この未知の景色が見たいために苦しくとも歯を食いしばってやれるのかもしれない。
そのためにはもっと体力をつけ、道具をそろえ、技術を磨かなければならない。
でもそれは傍目には頑張ってるように、努力しているように見えるかもしれないけど、全然努力だなんて思っていない。
本人にとってはやりたくてやってるわけだから。

また別の表現でいえば、山あり谷ありの道をいろんな荷物を背負って旅しているような感覚か。
その荷物によって降ろせる地点と時期が決まっていて、その時期までにその地点に来ると降ろせる。
ひとつ降ろすと一瞬楽になるが、歩いてると天からまた別の荷物が降ってくる。
どかっと受け止めてまた歩き出す。
じきにまた別の荷物を下ろせるゴールが見えてくる。
そして最初は5つ6つ抱えていた荷物が1つ2つくらいになるとちょっと休憩してオアシス(南の島へダイビング)へ...てな感じ。

もちろんつらいこともあるけれど、好きなことでメシが喰えるってのは本当に幸せなことなんだよなあと最近つくづく思う。

問題はこれがいつまで続くかってことなんですけどね...

mt.fuji from 8.jpg
八ヶ岳からの富士山。絶景かな

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