一筆入魂

フリーライター/編集者 山下久猛のブログ

2010
09/06
日記

『カラフル』感想メモ

仕事の谷間が一瞬できたので、映画『カラフル』を観にいってきた。

結論から言うと、かなりよかった。観にいってよかった。

序盤からアニメーション作品としてかなりよくできてるなーと感じた。かなりのハイクオリティ。

俺的には「サマーウォーズ」と同等かそれ以上の感動。


声優もよかった。
ここが「サマーウォーズ」との最大の違い。

宮崎あおい恐るべし。彼女は天才かも。
やっぱアニメとはいえ、重要キャストにはプロの俳優を使うべし。

アッキーナもハマり役。別の意味で恐るべしだった(笑)。


でも途中、40分くらいまではこの話、アニメでやる必要性あんのかな? とか思ってたけど、あれはアニメでやってよかったんだな、うん。

と思ったら、
リンクを貼ろうと思って見た公式サイトに、
「アニメーションを用いなくてもできる描写ばかりなのに、アニメーションでなければできない表現に到達しているではありませんか! 比類なき強靭さを湛える演出の進化に驚愕です!」
という樋口監督のコメントが載っていて、なるほどと。
俺が感じたことはこれだったんだと。

恐るべし原恵一。

人は誰でも間違いを犯す。
みんな誰かに支えられなが生きている。
人は単色ではなく、いろんな色で構成されてていい。
肉まん半分コであれほど幸せになれたあの頃。

そう...友達のありがたみ。

ハブったこともハブられたことも両方ある俺には痛いほどよくわかる。

家族で鍋を食う前の真の告白に涙した。
あそこでようやくわかった。
わかったことは最大のネタバレになるので言わない。


静かに、心に染み入る傑作。

小学生からおっさんまですべての男子に観てもらいたい作品である。


そして次のカラオケでは絶対「ブルーハーツ」歌おう。

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