2月6日、「"土木の魅力を語ろう!"羽田D滑走路現場見学&土木技術者と語る」に参加してきました。
D滑走路とは、新しく建設中の羽田空港の4つめの滑走路。
関わってるゼネコンが15社、人員は500人。
着工から6年が経過し、
開港は今年の10月だそうです。
とにかくビッグプロジェクト。
ビッグすぎてわけわかりません。
※羽田空港D滑走路についての詳細はこちら
(オープニングフラッシュが超カコイイ!)
と
コチラ
今回も、外郭放水路とか小田急線の複々線化工事とか、これまで何度か参加してる「社会科見学に行こう」の主宰・小島さんからお知らせメールで参加。
先着4名だったんだけど、間に合ってよかった〜。
集合は朝9時10分に品川。
久々に石神井発8時10分の電車に乗ったのですが、土曜だというのに激混み。土曜ってこんなもんなの?
あんまり人数いないのかなあと思い、現場へ行くと総勢50名が参加と聞いてびっくり。別のとこでも募集してたみたいです。
確かに今回の主宰は社団法人日本土木学会ってなってたし。小島さんのツアーに何度か参加しといてよかった〜。そして運良くメールが来たときPCの前にいてよかった〜。
3秒で参加します!って返事ができたので。
つってもだいたいPCの前いるヒッキーなわけですが。
そんなこんなで約束の時間にはまず遅れることのないボクは9時前に品川駅に到着。
天気はいいけど、風が強く、気温が低いのでこれはさえぎるもののなにもない海の上の滑走路なんかはこの何十倍もの強風が吹き荒れてるのではないかと戦々恐々としながらバスに乗り込み出発。
品川から羽田までは爆睡。
30分ほどで到着。
まずはゼネコンの方から軽く説明を受ける。
ワクワク感増大。
説明後、いよいよバスに乗り込み、滑走路へ。
飛行機がこんなに間近に!
テンションアゲアゲ!
「羽田D滑走路見学台」の文字に
テンションアゲアゲ!
桟橋の橋げたを見に下へ。
ゼネコンの方の解説によると、D滑走路は全部埋め立て地ではなく、桟橋と埋め立ての2つをくっつけてつくる。
なんでかってーと、全部埋め立てちゃうと多摩川の流れをせき止めちゃうから、つうことらしいんですね。
詳しくはコチラを参照
降りる途中からの風景。埋め立てではなく、桟橋構造だっつうことがよくわかります。
桟橋の下はこうなってます。
銀色部分は絶対に錆びないステンレスらしいっす。支柱にステンレスを巻いてるつうわけですな。
なんでそうするのかは聞いたけど忘れました。
強度確保のため?
なんせ100年間も使えることを想定してるつうことなので。
アップ
係りの人がすげえ詳しく説明してくれました
普通にそこら辺を飛行機がバンバン飛んでるのがよかったです。空港なので当たり前なんですが。
クレーンもかっこいい!
見学台からの眺め。壮観。
現場、カコイイ!
遠くに海ほたるが。
桟橋を一通り歩いた後はバスへ乗り込み、埋め立ての滑走路部分へ。
ここはテキサスの荒野か!
埋め立て滑走路部分の先端で下車。すげー。
同行した係りの人のひとりも、ここまで来きたのは初めてだつってました。
要所要所で詳しい解説が。これがうれしい。
海にポツポツ建ってるのは、夜間、飛行機が離陸するときのための誘導灯らしいっす。
空を見上げれば飛行機びゅんびゅん。
写真中央、遠くに立っているのが新管制塔。広角しかないもんで残念。
ここで滑走路見学は終了。バスに乗って岐路に。
車窓から見える景色が雄大。
ショベルカーカクイイ!
でこぼこ道を平らにするやつ? カクイイ!
超巨大ジャングルジム、カクイイ!
逆光もカコイイ!
段々到着が近づいてきました。
到着。働くおじさん、お疲れ様です! あんたら、ほんとかっこいいよ!
バスで滑走路の端から端までかかった時間、15分。往復30分。最初、そんなにかかるんだ!と思ったけど、実際に乗ってみて納得。まだ道が舗装されてないからあんまりスピードが出せないからなんですね。
詰所からは飛行機が超間近に。JAL、ガンガレ!
桟橋→滑走路往復の大体2時間くらいで見学終了。あっという間の2時間。
風も確かに吹いてはいたが、予想よりも全然弱く、寒さも全然気にならなかった。テンションアゲアゲだったからかもしれないが。それよか快晴だったのがほんとよかった。
見学終了後は「土木技術者と語る会」に参加するため、バスでお台場に移動。
観覧車の真下を通って
オサレなカフェへ。
開催されたのは、今回の見学会で解説していただいたゼネコンの3名と土木写真家の西山芳一さんと「社会科見学へ行こう」の小島さんと土木技術者女性の会の須田さんらがパネラーとして「羽田D滑走路ができるまで」と土木の魅力を語るトークイベント。
開始後、いつものように録音しようと思ってハッ!
現場見学時に着用が義務付けられているライフジャケットのポケットの中に入れたまま返却してしもたがな・・・
オレのバカチン。
しょうがないので携帯とデジカメの動画で録音。
いやー、こっちの話もわかりやすくておもしろかった!
でもみなさんごめんなさい!
朝早かったのと、寒いとこからあったかいとこに入ったのと、トークイベントの前に出された弁当を食っておなかいっぱいになったので、前半20分くらい耐え切れず爆睡してしまいました。
でも肝心なところは聞いていたので大丈夫。
これまでも同じこと思ったけど、やっぱ土木の男は熱いですよ!!
これぞ男の仕事!って気がする。
以下、印象に残った言葉
・「この仕事におけるつらいこと、困難なことは工程。
通常ならばあと1年かかる工期だがそれを短縮するために工夫しなければならなかったのがたいへんだった」
→その工夫の仕方がすごかった。
例えばプレキャストとか。
現場で建てるんじゃなくて、現場へ持ってくる前にほとんど作っちゃって、現場では組み立てるだけなんだって。
・「夜しかできない作業があり、たいへんだった」
→時間との戦い
・「紙の上に書いたものが現実のものになるのが醍醐味」
→しかも巨大建造物だから喜びもひとしおだろうなあ。
なかでもほ〜と思ったのが
・「土木工事は自然との対話である」という一言。
人間が自然に対して何かをしようとすると必ず自然はそれに応える。
いきなり無理な力を加えようとすると、自然は必ず反発する。
だから自然と対話しながら、極力やさしく少しずつ作っていく。
だから自然破壊ばかりをしているわけじゃないんだということ。
やっぱデカイ仕事っていいよね。
だいたいいつもひとり部屋の中であーでもないこーでもないって頭抱えてチマチマ原稿書いてる俺としては、空港とかトンネルとかダムとか外郭放水路とか、何百人、何年、何千億ものヒト・モノ・カネ・時間がかかる巨大建造物などのビッグプロジェクトに関わってる人は、ほんとすごくてかっこいいと思う。
単に作るものはでかいだけじゃなくて、大勢の人の役に立つし。
なんつったって社会のインフラを作る仕事だからなあ。
ちなみに終盤で取り上げられた
「この仕事で心が折れそうになったことはないですか?」
という質問を書いたのはオレです。
会場もちょっとウケてちょっとうれしかったっす(笑)
あと、(社)日本土木学会の人の〆のコメントを聞いて、ゼネコンの人ってマスコミがよっぽど嫌いなのね〜と思いました。
やっぱマスコミとゼネコンって犬猿の仲なんだなあということを実感できておもしろかったです。
なかなか見られないものが見られて、なかなか聞けない話が聞けて、熱い男たちの魂に触れられて、本当に超充実した一日でした。
これで昼飯込み2000円は安い!
また参加したい。
小島さん、今後ともよろしくお願いします。
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