一筆入魂

フリーライター/編集者 山下久猛のブログ

2009
10/24
日記

[イベント]難民を助ける会創立30周年記念ライブ&トーク JAZZ for Peace 2009  小川理子カルテット with 伊勢崎賢治

昨日、突発的追加取材&執筆を光の速さで終わらせ、武装解除人で東京外国語大学総合国際学研究院(国際社会部門・国際研究系)教授・伊勢崎賢治さんのチャリティJAZZライブに行ってきました。

4年前に「魂の仕事人」でインタビューさせてもらった際にも、
「トランペットで飯が食えるようになったら最高ですね! プロデビューをニューヨークでしたいとかね。現実的にはほとんど無理ですが(笑)、でも「夢は果てしなく」ですよ(笑)」
と語っていた伊勢崎さん。

で、2、3カ月くらい前に
「アフガニスタンで武装解除をやっているとき、今度は死ぬかもしれないと、一念発起して始めたジャズトランペット。修行の成果をお見せできることになりました。ぜひお越しください』
とのメールをもらっていたのですが、まあまだ3カ月前だし大丈夫だろうとのんびりしてて、1カ月前くらいになってそろそろ予約しとこうかなぁとサイトを見たら、なんとすでにチケットは売り切れ!

これはヤバイ!と即、伊勢崎さんと主催者に泣きついたところ、なんとか入れてもらえることになったというわけです。
危なかった〜。

しかし伊勢崎さん、予想以上にかっこよかった!
このトランペットを戦場のアフガンで拭いてたと思うとトリハダがぶわ〜。
非戦への祈りが込められた魂の演奏でした。



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まずはトーク。伊勢崎さんはしゃべりもうまい! 「テロリストという言葉は使わない方がいい」の言葉に深く納得。もちろん、この人の口から発せられるからである。伊勢崎さんから発せられる言葉はいつも心の奥深くまで届く。大げさな表現やかっこつけた物言いやキザな言い回しとかは絶対にしない。


isezaki1.jpg
魂のこもったトランペット。超かっこよかった!

isezaki2.jpg
予想以上に上手。趣味のレベルは完全に超えてました


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■動画はこちら
 




isezaki5.jpg
久しぶりの再開。いつお会いしてもかっこいい! やさしい武人といった趣。漢の中の漢。漢がほれる漢なのである。にしても俺、首の肉やべえな......。


他の出演者のみなさんの演奏もすばらしかった。特におもしろかったのが、美人女性4人組のヴォイスパフォーマンスグループXUXU(しゅしゅ)。わかりやすく言うと、ゴスペラーズ+ラグフェアーって感じか? 女性だけのああいうパフォーマンスは初めてだったので新鮮だった。声だけで奏でるパフォーマンスに会場は大盛り上がり。もっといろいろ聴いてみたい。


※ちなみにこんな感じのライブでした。
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音楽を楽しみながら、国際協力に参加してみませんか? 難民を助ける会創立30周年記念ライブ&トーク JAZZ for Peace 2009  小川理子カルテット with 伊勢崎賢治

■日時:2009年10月23日(金) 
 開場:18:30 開演:19:00

■会場:Jazz Live Spot SOMEDAY (サムデイ) Tokyo
     東京都新宿区新宿1-34-8 新宿御苑前ビルB1 
    地下鉄丸の内線「新宿御苑前」駅徒歩5分
    http://someday.net/index2.html

■出演:伊勢崎賢治、小川理子

■料金:3,500円(全席自由・1ドリンクつき)
(別途、チケットの送料・手数料として400円がかかります)
 ※収益はすべて難民を助ける会の活動に充てさせて頂きます。 

■ライブ
 ピアノ...小川理子
 トランペット...伊勢?賢治
 ベース...加藤 人     
 ドラム...ケニー須崎   
 クラリネット...ケニー田渕
 友情出演...濱 のぞみ

【予定曲目】
 What a wonderful world
 Candy
 On the green dolphin street
 Just friends
 Misty
 How high the moon
 Softly as in a morning sunrise
 There will never be another you 他

■トーク:出演者がジャズと国際協力、社会貢献との関わりを語ります。
    ・伊勢崎賢治(紛争解決人/東京外語大総合国際学研究院教授
     /難民を助ける会副理事長
    ・司会:長(おさ)有紀枝(難民を助ける会理事長)

【主催】認定NPO法人 難民を助ける会
【協力】パナソニック株式会社


■出演者紹介
【小川 理子】
大阪市出身。3歳からクラシックピアノを始める。幼い頃から父親のジャズレコードを聴いて育ち、慶應義塾大学在学中に独学でジャズを始める。大学卒業後は松下電器産業株式会社(現パナソニック株式会社)音響研究所に入社。1993年から勤務の傍ら演奏活動も開始し、2000年から5年続けてフロリダでのジャズフェスティバル「International March of jazz」に出演。2003年全米リリースのリーダーアルバムが、Jazz Journal InternationalのDisc of the Year に選ばれる。大阪フィルハーモニーとの共演や、邦楽、民族楽器、書家、画家など、様々な分野のコラボレーションを楽しむ。2006年には、ビクターエンタテイメントからCDリリース。同年、中山正治ジャズ大賞のアマチュア部門にてグランプリを獲得。
現在、職場では社会貢献を担当する社会文化グループに在籍し、ゼネラルマネージャーとして活躍中。今回は、ジャズピアニスト・企業の社会貢献担当者という2つの顔で出演する。

【伊勢崎賢治】
大学卒業後、インドやアフリカ各地での国際NGOの職員としてさまざまな開発事業に携わった。その経験を評価され、一民間人でありながら、政府や国連から依頼を受け世界中の紛争地での平和構築に尽力してきた。2000年、インドネシアからの独立をめぐり混乱状態にあった東ティモールにおいて国連から任命された県知事として、ゼロからの国づくりに取り組んだ。2001年には、国連平和維持活動の責任者として、内戦が10年続いた西アフリカ・シエラレオネでゲリラの武装解除に成功。さらに外務省の要請により、タリバン政権崩壊後のアフガニスタンで約6万人の兵士の武装解除を実現させた。2006年から難民を助ける会の副理事長を務める。
長年の夢であったジャズは、「今度こそ死ぬかもしれない」と一念発起したアフガニスタンから始まる。現在、トランペット歴5年。東京外国語大学大学院にて教える傍ら、ジャムセッションで修行を積んでいる。


※伊勢崎賢治さんについて知りたい人は↓をチェキラ!
■魂の仕事人 伊勢崎賢治インタビュー

■HIKESHI


■世界一受けたい授業





そして11月7日にはジャズ・ヒケシ Jazz_HIKESHI」がネイキッド・ロフトで開催されます。

1107Jazz_HIKESHI.jpg

★以下詳細。

世界の武装解除、紛争解決、戦争予防の最先端を行くジャズトランペッター伊勢崎賢治が、プロパガンダに対抗するピースアドの最先端を行くマエキタミヤコと、徹底トーク。と徹底ピースジャズライブ。乞うご期待。

【出演】伊勢崎賢治(トランペット) / マエキタミヤコ / 中島弘恵(ピアノ)
OPEN18:00 / START19:00
前売¥2,000 / 当日¥2,300(共に飲食代別)

10月4日からNaked Loft店頭にて前売電話予約受付けます。
ローソンチケットでも販売します。(Lコード:31486)
問:tel.03-3205-1556


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