デビュー戦以来、ファイトマネーのほとんどすべてを福祉施設等に寄付し続けているプロボクサー・大沢 宏晋さんのインタビュー記事を書きました。
大沢さんはなぜ命懸けで戦って得た報酬を寄付しているのか。そして、殴り合うスポーツとは対極にある介護という仕事をしているのか。その理由や仕事観、人生観に迫っております。
大沢さんに取材したいと思ったきっかけは、あるサイトで「デビュー戦以来、ファイトマネーを全額障害者施設に寄付しているボクサーがいる。しかも仕事は介護士。さらに強い」という記事を読んだこと。なぜそんなことができるのか、これまでどんな人生を歩んできたのか、目指しているものは何なのかを知りたい。こう強烈に思いました。
電話で取材を申し込んだのですが、突然ボクシングとは何の関係もない媒体からだったので、インタビュー開始直後は、誠実に回答してしていただいていましたが、おそらく少し警戒していたというか、完全に心を許していただけていなかったと思います。しかし会話を重ねるごとに話しぶりは熱を帯び、大沢さんを取り上げた過去の記事には掲載されていないことまでたくさん語っていただきました。
直接お話をうかがいながら、言葉が熱風のように押し寄せてきて、私自身も熱くなったことを覚えています。とうの昔に忘れていた大事な何かを思い起こしてくれて、自分ももっと仕事や生きることそのものに対して真剣に向き合わねばと気合いが入りました。
大沢さんの生き方、働き方に関しての言葉は、ボクシングとは無縁の多くの方々にも刺さると思います。
インタビュー後もボクシングの練習や仕事で忙しい中、何度もやりとりさせていただきました。ありがとうございました。大沢さんなら必ずや世界チャンピオンになれると信じています。
また、試合中に撮影した写真を快く提供していただいた方々にもこの場を借りてお礼を申し上げます。ありがとうございました。
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