一筆入魂

フリーライター/編集者 山下久猛のブログ

2012
05/12
日記

【最近の仕事】五味太郎さんインタビュー

取材執筆を担当した五味太郎さんのインタビューがリリースされました。

リクルート進学総研:「キャリアガイダンス」希望の道標
第15回 絵本作家 五味太郎 ?前編?
希望は社会ではなく、個人の意識の中にある


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写真/冨永智子さん

五味太郎さんといえば泣く子も黙る世界的絵本作家。
これまでの著作は450冊オーバー。海外でも多数翻訳されており、ご本人でさえも正確な数を把握するのは不可能というスゴさです。

代表的な絵本作品やエッセイ、これまでのインタビュー記事などをあらたか読んだ他、事前調査でインタビュー相手としてはかなりテゴワイということを知っていたのである程度は覚悟して臨んだのですが、予想をはるかに超えるスゴさでした。

特筆すべきはその知識量。教育はいうに及ばず、政治・経済・社会・歴史などなどあらゆる分野に精通しているんじゃないかと思うほどでした。そしてこちらが質問を挟む余地がなかなかないほどのマシンガントーク。しかもその全部が超絶おもしろい!

インタビューは当初1時間ということで受けていただいたのですが、気づけば4時間...いや、気づけばじゃないですね、私が粘ったからですね、五味さんごめんなさい。つい話がおもしろすぎて。こんなロングインタビューも「魂の仕事人」以来...。サービス精神旺盛な五味さんに感謝感激です。

しかしその分、原稿にするのに少し骨が折れました。4時間インタビューの総テープ起こし文字量44,000字(しかも本筋とはあまり関係ない話割愛で)になって、これを約1万文字(Web版)と700文字(紙版)にまとめる作業。でもおもしろいインタビューは原稿にまとめる作業も楽しいんですよね。 意外とあっという間に仕上げることができました。

でも読者にインタビューのおもしろさをできるだけそのまま伝えたくて、五味さんが語った内容や口調をそのまま書いちゃったので(もちろん文章を整えたり、構成する上で整理はしましたが)、編集部的に、そして五味さん的に大丈夫かなという一抹の不安はありました。
この原稿を送って返ってくるまでの時間が一番ドキドキするんですよね。「おれがおもしろいと思うんだけど、どうかなあ、気に入ってもらえるかなあ」「いくらなんでもやりすぎだ!と怒られやしないかなあ」とかとか。

しかし、まずキャリアガイダンス編集長からの「すばらしいです!」という返信にまずはほっ。
残るは五味さんサイド。ドキドキしながら待っていたのですが、なんと修正なしのまんまOKをいただきました。こんなところでも五味さんの器の大きさ、懐の深さに感動した次第であります。

今回のインタビューも前回の福岡伸一先生と同じく、3回にわけてお届します。
今回は教育について語っていただいてます。
中編が5月16日、後編が23日リリース予定です。
回を追うごとにおもしろさはアップしていくのでお楽しみに!

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