10月29日、気仙沼で行われた「サトシン&前田たかひろ 絵本&ソングえほんよみまショー」へ行ってきました。
■参加の経緯
そもそものきっかけは、このブログでもインタビューしてるサトシンさんが作詞家の前田たかひろさんと気仙沼でストアライブをやるとFacebookで告知をしていたこと。
そのイベントがこちら↓
トーハン従業員組合文字活字文化推進プロジェクト「青空まつり」
〜宮脇書店気仙沼店「青空書店」×トーハン従業員組合〜
「サトシン&前田たかひろ 絵本&ソングえほんよみまショー」
※告知チラシはこちら
このイベントの主催は大手取次のトーハンの組合。3.11の東日本大震災で店舗が津波に襲われ、営業ができなくなった宮脇書店気仙沼店を支援したいという熱い思いで、気仙沼三菱自動車販売駐車場にテントを張って、本を販売する「青空書店」を 開催しているということです。
こういった、単なるいつものストアライブではなく、被災した書店の復興支援も兼ねているということ、恥ずかしながらまだ被災地をこの目で見ていなかったので一度は見たいということ、最近仲良くしていただいる前田たかひろさんも参加するということで行きたいなあと。
前田さんはサトシンさん経由で知り合った作詞家さんで、サトシンさんのほとんどのソング絵本の作詞作曲を担当しておられます。ちなみに、過去には安室奈美恵、TRF、鈴木あみら、小室哲哉プロデュース作品の作詞を多く手掛けていて、1996年に作詞した安室奈美恵『Don't wanna cry』が、第38回日本レコード大賞を受賞しているという音楽の世界では大先生な作詞家さんなのです! 最近では人気急上昇中のももいろクローバーZの「CONTRADICTION」の作詞を担当。あと、作詞だけではなく作曲や音楽プロデュースも手がけるなど多方面で活躍中です。※詳しくはこちら!
そんな大先生なのにめちゃめちゃ気さくで男気あふれる「あんちゃん」という感じの方なので、敬愛の情を込めてにーさんと呼ばせてもらっています。前田さんの話もめちゃめちゃおもしろいのでいつかインタビュー記事を書かせてもらいたいと思っております。
さらに、これもサトシンさんつながりで知り合った久留島太郎さん(愛称:たろうちゃん)も「ギターかついで駆けつけます」と何やら参加する流れに。
このたろうちゃんは本職は幼稚園の先生。同時に4人の子供をもつ父親で、「Fathering Japan」という父親の子育て参加促進NPOのメンバーとしても活動中。サトシンさんと一緒に絵本の読み聞かせイベントをやったり、ギターを弾きながら一緒にソング絵本を歌ったりしています。絵本の読み聞かせもギター も歌もとてもうまく、先日はついに「二日目じゃないカレーのブルース」(これも前田にーさん作詞。歌手に推薦したのも確かにーさん)で歌手デビューを果た しています。また、震災の直後から何度も被災地に赴き、支援活動を行なっているイケメンイクメンなのです。
歳もひとつしか違わない同世代で、彼のブログ(コソダテロックンロール)やTwitterやFacebookでの書き込みを読むにつけ、すごい男だなあ、一度じっくりいろいろと話してみたいなあと思っていました。聞けば気仙沼には車で行くというので、これはじっくりインタビューするいい機会だと思い、「俺も乗っけってって?」とカキコ→たろうちゃんとDMでやり取り。たろうちゃんは前日仕事なので28日の夜中に出ることに。
※一連のやり取りはココ(Facebook)参照
■気仙沼へ向けて爆走!
(前置きが長くなってしまいましたが)というわけで、10月28日の22時、新浦安駅でたろーちゃんと待ち合わせ、気仙沼に向けて出発。弾丸日帰りツアーの始まりです。
このクソ寒い中、短パンで現れたたろうちゃん。
さすがタンパニスト(笑)
ひたすら東北道を激走。何度も被災地に行っているたろうちゃんの話では、震災からしばらくは復旧工事のため大渋滞だったそう。確かにところどころ補修工事の痕跡が。見えないところで頑張ってくれてる人のおかげでこうやって東北道を走ることができるんやねえ(シミジミ
驚いたのがトラックの多さ。深夜の東北道の上りはまさにトラック街道と化していました。ちょっと恐かった。
何度か休憩を挟んだのち、夜中の3時に
サトシンさんと前田さんが宿泊している
一ノ関駅前に到着。ちょうど5時間で着いた。
寒いことは寒いが、予想ほどではなかった。
とりあえずビール飲みたいねと話していると駅前にまだ営業している店を発見!
お疲れ様でした!
この一杯はほんとーにうまかったなあ。
深夜のホルモンは最高!
「あのふたりのことだからこの辺でまだ飲んでたりしてね」「いやあ明日本番だからいくらなんでもそれは(笑)」などと話しつつホルモン画像をFacebookにアップしようとしたら、「明日は気仙沼の青空書店で作詞の前田たかひろさんとストアライブ。なのになんで3時20分まで飲んだくれてるの!?」というサトシンさんの書き込みを発見。
ほ ん と に 飲 ん で や が っ たwww
(このときの模様はこちら)
このときの時刻3時30分。これはまだ間に合う! とサトシンさんに電話すると「う〜んこれからシャワー浴びるからとりあえず前田さんに電話してみて」と言うので前田にーさんに電話。なかなか出ないのでもう寝ちゃったかと思って切ろうとしたとき、なんかの歌(たぶん自分で作詞した曲)を歌いながら電話に出るにーさん。そして歌い終わると「今すっげーいい夢見てたのに」とブチ切れるにーさん。
聞けば、せっかく気仙沼に行くんなら、何かの役に立ちたいと前日から気仙沼入りして被害が大きかった大島に渡り、一日瓦礫の撤去作業をしていたという。やっぱりあんた漢だぜにーさん! それなのに3時半近くまで飲みに付き合ってボロボロに疲れて気持ちよく寝ついたところをたたき起こしてしまいサーセン! もうゆっくり寝てください!と電話を切った後もへべれけになりながら「サトシンさんは? サトシンさんは?」と何度も電話を掛けてくるにーさん。
これは寝た子を起こしてしまったようだと後悔しながら申し訳ない気持ちで一杯になりながら飲みを再開した15分後の4時過ぎ頃、「おまえらふざけんなよー」の怒声とともにまさかのにーさん登場。
しかめっ面でメニューを眺める前田にーさん。
超絶不機嫌なように見えますが、そんなことないです。たぶん
すいません! ほんとに来てくれるとは思ってませんでした!
ここから3人で飲み。
気仙沼大島で見てきたこと聞いてきたことなど貴重な話をしてくれました。
その他あんなことやこんなことなどおもろい話で盛り上がってたらあっという間に閉店の5時。
前田にーさんは、今回のストアライブ、ノーギャラなのはもちろん、交通費も気仙沼での宿泊費も自腹。
しかも飲み代まで全額出してくれました。
当然こちらが出すつもりだったのですが、せっかくここまで駆けつけてきてくれたからと頑として譲らず...
オラたちにーさんと違って頼まれもしないのに自分から勝手に来ただけなのに...
どこまで男気溢れる漢なんだにーさん!。・゚・(ノД`)・゚・。
今回の件でますます惚れ直しましたぜ!
そして外に出たら段々空が明るく...
にーさんは駅前の東横インへ戻り、
俺とたろうちゃんは駅前の駐車場に停めた車の中でバタンQ。
・
・
・
4時間後あまりの暑さで目が覚める。快晴。
ホテルのロビーで打ち合わせ(といっても撮影係の俺は関係ないのだが)
昨日の夜に会っているはずなのに打ち合わせを当日の朝やるとは...
しかも「言った」「言わない」でいきなりモメはじめるふたり。
ほんと見てて飽きないわこの人たち。
小一時間笑いっぱなしの打ち合わせの後、今回のイベントのトーハンの方と合流し、気仙沼へ。
途中、この辺の名物らしいあんかけカツ丼セットをトーハンの方にごちそうになりました。
俺までごちそうになっちゃってすいません!
「このカツ丼乞食が!」(サトシンさん)
いや別にあなたにおごってもらったわけじゃないすから...(#^ω^)ビキビキ
そしておごってもらったのに文句言わない!
→サトシンさんのブログ「あんかけカツ丼&そばセット」
カツ丼を食べた後は、再び気仙沼街道をひた走る。
途中広がる美しい田園風景。
やっぱ東北は和むなあと思うと同時に、福島では同じように美しい風景が汚染され、人が住めないエリアまでできているんだよな...と思うと胸が痛んだ。
■大盛り上がりのストアライブ
そしていよいよ会場の気仙沼三菱自動車販売本郷店へ到着。
通りに面したショールームにはこんな張り紙が。
主催者のがんばりに軽く感動。
駐車場に開設されていた宮脇書店気仙沼店の青空書店。
小さな子供づれの人たちで賑わっていた。
震災で流された店舗は場所を移して12月に開業するとのこと。
頑張ってほしい!
俺も復活の願いをこめて、ささやかながら震災関係の本を購入。
到着早々ストアライブ1回目開始。
たくさんのちびっことおかあさんが参加してくれました。
読み聞かせをするサトシンさん(左)と久留島さん(右)
やっぱりテッパンは「うんこ」。新作の「でんせつのきょだいあんまんをさがせ」、「おれたちはぱんだじゃない」も子供たちに大ウケでした。
さすがソロでも読み聞かせをしているプロの幼稚園の先生。
とても上手なたろー先生
ソング絵本を熱唱する3人
今回歌ったすべての曲の作詞と作曲を担当している前田さん
ソング絵本ではギターも弾いて歌ったたろうちゃん。
たろうちゃんもこれだけ大活躍したのに
もちろんノーギャラ&交通費など
全部自腹で駆けつけた。ほんとえらい!
1回目が終わると、絵本の即売&サイン会で長蛇の列。
サトシンさんは一人ひとりにイラスト付きのサインを書き、声を掛け、最後に一緒に写真撮影をするという丁寧な対応なため、かなり時間がかかる(特に好みのタイプのお母さんの場合、その時間は倍になる)。
子供も興味津々。
本の内容によって微妙にイラストも描き分ける。
けっこうマメなのだ。そして絵もうまい。
1回目のサイン会終了の時点で時間を大幅にオーバーしており、主催者側も終了という雰囲気だったが、待っている子供たちがいるなら少数でもやりましょうと自ら申し出、2回目も開催。
途中、突然グラグラっと建物全体が揺れた。
地震だ。
最近東京では地震が起きてないことに加え、やはり気仙沼で揺れると一瞬ドキっとする。
会場も一瞬ザワついたが、すかさず読み聞かせに集中させるようにもってくサトシンさん。
このあたりはさすがである。
そして2回目も無事終了。
子供たちの喜ぶ笑顔が印象的でした。
この笑顔を見られただけでも見に来てよかった。
主催のトーハン、宮脇書店、気仙沼三菱自動車販売のみなさん。
気仙沼に笑顔を広げるすばらしい活動だと思うので、
今後もサトシン一座を呼んでやってください!
あと私までおみやげをいただき、
ありがとうございました!
新聞3紙とテレビ、あと地元のラジオ局が取材に来てました。
↓これがこうなった。記事になったイベントの模様(サトシンさんのブログから拝借)
テレビからも取材を受ける
■このときの模様をサトシンさん自身が書いたブログはこちら!
→絵本&ソングえほんよみまショーin気仙沼青空書店
■一緒に爆走した久留島太郎さんのブログはこちら!
→★東北道爆走/気仙沼28時間弾丸耐久ツアー記
........................
■気仙沼の被災地へ
イベント終了後、被災した気仙沼の沿岸部へ。
会場からほんの10分ほど車を走らせたところなのに、とても同じ市内とは思えないような光景が広がっていた。
あのときまで街があった、更地になっている場所。
あのときまで陸地だったのに、海になっている地域。
倒壊した建物や破壊されたバス、鉄くずになっている車の数々。
強烈な潮の匂い。
これでももうだいぶ復旧しているんだろうけど、あまりの惨状に言葉を失う。
やっぱりテレビや写真で見るのとは全然違う。
復旧は進んでいるかもしれないけど、復興にはまだまだ遠い。
しかし今は車で通れるこのエリア一帯もしばらくは立ちいることさえできなかったはずだ。それを瓦礫を撤去し、道を作り、車が通れるようにした人たちがいる。
信号がなくなってしまったため、粉塵の中、交通整理に立っている警察官の姿にも本当に頭が下がる思だった。
この光景を脳裏に焼き付けて次来るときは何がしかの役に立ちたいと心に誓った。
そのためにも一部ではあるけれど、この目で被災地を見られてよかったと思う。
■東京に向けて爆走!
新幹線で帰るサトシンさんと前田さんを一ノ関まで送り、たろうちゃんと厳美渓温泉(かんぽの湯)へ。
星空を眺めながらの露天風呂は最高。これまでの疲れがお湯の中に溶けていく。
俺もたろうちゃんと全裸で露天風呂の石垣の上に仁王立ちして星空を眺めたことは忘れないぜ!
30分ほどまったりした後、東京へ向けて爆走開始。
夜の運転は昼間よりは神経を使うけど、ロードレース専門誌の編集者時代は鈴鹿へは普通に車で通っており、遠いところでは山口や岡山まで車で取材に行っていたので、仙台くらいは全然遠く感じない。
そして東北道→外環を通り、練馬区の自宅に1時頃着。
いいペースで走れたので行きより早く着いた。
途中で交代したたろうちゃんが自宅まで送ってくれました。
たろうちゃんちは千葉なのにごめんね〜あざーっした!
たろうちゃんとじっくり語れてほんとよかった。
予想を超えるナイスガイでした。
ほぼ同い年として俺ももっとしっかりせんとアカンな〜と思いましたよ。
スタートからゴールまで約28時間の弾丸日帰り気仙沼ツアー。
いろいろと得るものが多くほんとに行ってよかった。
でも「よかったね」で終わったら何の意味もない。
この経験を今後に生かす方法を考えなければ。
とにかくみなさん、お疲れ様でした!
●今回読み聞かせをした主な絵本
■参加の経緯
そもそものきっかけは、このブログでもインタビューしてるサトシンさんが作詞家の前田たかひろさんと気仙沼でストアライブをやるとFacebookで告知をしていたこと。
そのイベントがこちら↓
トーハン従業員組合文字活字文化推進プロジェクト「青空まつり」
〜宮脇書店気仙沼店「青空書店」×トーハン従業員組合〜
「サトシン&前田たかひろ 絵本&ソングえほんよみまショー」
※告知チラシはこちら
このイベントの主催は大手取次のトーハンの組合。3.11の東日本大震災で店舗が津波に襲われ、営業ができなくなった宮脇書店気仙沼店を支援したいという熱い思いで、気仙沼三菱自動車販売駐車場にテントを張って、本を販売する「青空書店」を 開催しているということです。
こういった、単なるいつものストアライブではなく、被災した書店の復興支援も兼ねているということ、恥ずかしながらまだ被災地をこの目で見ていなかったので一度は見たいということ、最近仲良くしていただいる前田たかひろさんも参加するということで行きたいなあと。
前田さんはサトシンさん経由で知り合った作詞家さんで、サトシンさんのほとんどのソング絵本の作詞作曲を担当しておられます。ちなみに、過去には安室奈美恵、TRF、鈴木あみら、小室哲哉プロデュース作品の作詞を多く手掛けていて、1996年に作詞した安室奈美恵『Don't wanna cry』が、第38回日本レコード大賞を受賞しているという音楽の世界では大先生な作詞家さんなのです! 最近では人気急上昇中のももいろクローバーZの「CONTRADICTION」の作詞を担当。あと、作詞だけではなく作曲や音楽プロデュースも手がけるなど多方面で活躍中です。※詳しくはこちら!
そんな大先生なのにめちゃめちゃ気さくで男気あふれる「あんちゃん」という感じの方なので、敬愛の情を込めてにーさんと呼ばせてもらっています。前田さんの話もめちゃめちゃおもしろいのでいつかインタビュー記事を書かせてもらいたいと思っております。
さらに、これもサトシンさんつながりで知り合った久留島太郎さん(愛称:たろうちゃん)も「ギターかついで駆けつけます」と何やら参加する流れに。
このたろうちゃんは本職は幼稚園の先生。同時に4人の子供をもつ父親で、「Fathering Japan」という父親の子育て参加促進NPOのメンバーとしても活動中。サトシンさんと一緒に絵本の読み聞かせイベントをやったり、ギターを弾きながら一緒にソング絵本を歌ったりしています。絵本の読み聞かせもギター も歌もとてもうまく、先日はついに「二日目じゃないカレーのブルース」(これも前田にーさん作詞。歌手に推薦したのも確かにーさん)で歌手デビューを果た しています。また、震災の直後から何度も被災地に赴き、支援活動を行なっているイケメンイクメンなのです。
歳もひとつしか違わない同世代で、彼のブログ(コソダテロックンロール)やTwitterやFacebookでの書き込みを読むにつけ、すごい男だなあ、一度じっくりいろいろと話してみたいなあと思っていました。聞けば気仙沼には車で行くというので、これはじっくりインタビューするいい機会だと思い、「俺も乗っけってって?」とカキコ→たろうちゃんとDMでやり取り。たろうちゃんは前日仕事なので28日の夜中に出ることに。
※一連のやり取りはココ(Facebook)参照
■気仙沼へ向けて爆走!
(前置きが長くなってしまいましたが)というわけで、10月28日の22時、新浦安駅でたろーちゃんと待ち合わせ、気仙沼に向けて出発。弾丸日帰りツアーの始まりです。
このクソ寒い中、短パンで現れたたろうちゃん。
さすがタンパニスト(笑)
ひたすら東北道を激走。何度も被災地に行っているたろうちゃんの話では、震災からしばらくは復旧工事のため大渋滞だったそう。確かにところどころ補修工事の痕跡が。見えないところで頑張ってくれてる人のおかげでこうやって東北道を走ることができるんやねえ(シミジミ
驚いたのがトラックの多さ。深夜の東北道の上りはまさにトラック街道と化していました。ちょっと恐かった。
何度か休憩を挟んだのち、夜中の3時に
サトシンさんと前田さんが宿泊している
一ノ関駅前に到着。ちょうど5時間で着いた。
寒いことは寒いが、予想ほどではなかった。
とりあえずビール飲みたいねと話していると駅前にまだ営業している店を発見!
お疲れ様でした!
この一杯はほんとーにうまかったなあ。
深夜のホルモンは最高!
「あのふたりのことだからこの辺でまだ飲んでたりしてね」「いやあ明日本番だからいくらなんでもそれは(笑)」などと話しつつホルモン画像をFacebookにアップしようとしたら、「明日は気仙沼の青空書店で作詞の前田たかひろさんとストアライブ。なのになんで3時20分まで飲んだくれてるの!?」というサトシンさんの書き込みを発見。
ほ ん と に 飲 ん で や が っ たwww
(このときの模様はこちら)
このときの時刻3時30分。これはまだ間に合う! とサトシンさんに電話すると「う〜んこれからシャワー浴びるからとりあえず前田さんに電話してみて」と言うので前田にーさんに電話。なかなか出ないのでもう寝ちゃったかと思って切ろうとしたとき、なんかの歌(たぶん自分で作詞した曲)を歌いながら電話に出るにーさん。そして歌い終わると「今すっげーいい夢見てたのに」とブチ切れるにーさん。
聞けば、せっかく気仙沼に行くんなら、何かの役に立ちたいと前日から気仙沼入りして被害が大きかった大島に渡り、一日瓦礫の撤去作業をしていたという。やっぱりあんた漢だぜにーさん! それなのに3時半近くまで飲みに付き合ってボロボロに疲れて気持ちよく寝ついたところをたたき起こしてしまいサーセン! もうゆっくり寝てください!と電話を切った後もへべれけになりながら「サトシンさんは? サトシンさんは?」と何度も電話を掛けてくるにーさん。
これは寝た子を起こしてしまったようだと後悔しながら申し訳ない気持ちで一杯になりながら飲みを再開した15分後の4時過ぎ頃、「おまえらふざけんなよー」の怒声とともにまさかのにーさん登場。
しかめっ面でメニューを眺める前田にーさん。
超絶不機嫌なように見えますが、そんなことないです。たぶん
すいません! ほんとに来てくれるとは思ってませんでした!
ここから3人で飲み。
気仙沼大島で見てきたこと聞いてきたことなど貴重な話をしてくれました。
その他あんなことやこんなことなどおもろい話で盛り上がってたらあっという間に閉店の5時。
前田にーさんは、今回のストアライブ、ノーギャラなのはもちろん、交通費も気仙沼での宿泊費も自腹。
しかも飲み代まで全額出してくれました。
当然こちらが出すつもりだったのですが、せっかくここまで駆けつけてきてくれたからと頑として譲らず...
オラたちにーさんと違って頼まれもしないのに自分から勝手に来ただけなのに...
どこまで男気溢れる漢なんだにーさん!。・゚・(ノД`)・゚・。
今回の件でますます惚れ直しましたぜ!
そして外に出たら段々空が明るく...
にーさんは駅前の東横インへ戻り、
俺とたろうちゃんは駅前の駐車場に停めた車の中でバタンQ。
・
・
・
4時間後あまりの暑さで目が覚める。快晴。
ホテルのロビーで打ち合わせ(といっても撮影係の俺は関係ないのだが)
昨日の夜に会っているはずなのに打ち合わせを当日の朝やるとは...
しかも「言った」「言わない」でいきなりモメはじめるふたり。
ほんと見てて飽きないわこの人たち。
小一時間笑いっぱなしの打ち合わせの後、今回のイベントのトーハンの方と合流し、気仙沼へ。
途中、この辺の名物らしいあんかけカツ丼セットをトーハンの方にごちそうになりました。
俺までごちそうになっちゃってすいません!
「このカツ丼乞食が!」(サトシンさん)
いや別にあなたにおごってもらったわけじゃないすから...(#^ω^)ビキビキ
そしておごってもらったのに文句言わない!
→サトシンさんのブログ「あんかけカツ丼&そばセット」
カツ丼を食べた後は、再び気仙沼街道をひた走る。
途中広がる美しい田園風景。
やっぱ東北は和むなあと思うと同時に、福島では同じように美しい風景が汚染され、人が住めないエリアまでできているんだよな...と思うと胸が痛んだ。
■大盛り上がりのストアライブ
そしていよいよ会場の気仙沼三菱自動車販売本郷店へ到着。
通りに面したショールームにはこんな張り紙が。
主催者のがんばりに軽く感動。
駐車場に開設されていた宮脇書店気仙沼店の青空書店。
小さな子供づれの人たちで賑わっていた。
震災で流された店舗は場所を移して12月に開業するとのこと。
頑張ってほしい!
俺も復活の願いをこめて、ささやかながら震災関係の本を購入。
到着早々ストアライブ1回目開始。
たくさんのちびっことおかあさんが参加してくれました。
読み聞かせをするサトシンさん(左)と久留島さん(右)
やっぱりテッパンは「うんこ」。新作の「でんせつのきょだいあんまんをさがせ」、「おれたちはぱんだじゃない」も子供たちに大ウケでした。
さすがソロでも読み聞かせをしているプロの幼稚園の先生。
とても上手なたろー先生
ソング絵本を熱唱する3人
今回歌ったすべての曲の作詞と作曲を担当している前田さん
ソング絵本ではギターも弾いて歌ったたろうちゃん。
たろうちゃんもこれだけ大活躍したのに
もちろんノーギャラ&交通費など
全部自腹で駆けつけた。ほんとえらい!
1回目が終わると、絵本の即売&サイン会で長蛇の列。
サトシンさんは一人ひとりにイラスト付きのサインを書き、声を掛け、最後に一緒に写真撮影をするという丁寧な対応なため、かなり時間がかかる(特に好みのタイプのお母さんの場合、その時間は倍になる)。
子供も興味津々。
本の内容によって微妙にイラストも描き分ける。
けっこうマメなのだ。そして絵もうまい。
1回目のサイン会終了の時点で時間を大幅にオーバーしており、主催者側も終了という雰囲気だったが、待っている子供たちがいるなら少数でもやりましょうと自ら申し出、2回目も開催。
途中、突然グラグラっと建物全体が揺れた。
地震だ。
最近東京では地震が起きてないことに加え、やはり気仙沼で揺れると一瞬ドキっとする。
会場も一瞬ザワついたが、すかさず読み聞かせに集中させるようにもってくサトシンさん。
このあたりはさすがである。
そして2回目も無事終了。
子供たちの喜ぶ笑顔が印象的でした。
この笑顔を見られただけでも見に来てよかった。
主催のトーハン、宮脇書店、気仙沼三菱自動車販売のみなさん。
気仙沼に笑顔を広げるすばらしい活動だと思うので、
今後もサトシン一座を呼んでやってください!
あと私までおみやげをいただき、
ありがとうございました!
新聞3紙とテレビ、あと地元のラジオ局が取材に来てました。
↓これがこうなった。記事になったイベントの模様(サトシンさんのブログから拝借)
テレビからも取材を受ける
■このときの模様をサトシンさん自身が書いたブログはこちら!
→絵本&ソングえほんよみまショーin気仙沼青空書店
■一緒に爆走した久留島太郎さんのブログはこちら!
→★東北道爆走/気仙沼28時間弾丸耐久ツアー記
........................
■気仙沼の被災地へ
イベント終了後、被災した気仙沼の沿岸部へ。
会場からほんの10分ほど車を走らせたところなのに、とても同じ市内とは思えないような光景が広がっていた。
あのときまで街があった、更地になっている場所。
あのときまで陸地だったのに、海になっている地域。
倒壊した建物や破壊されたバス、鉄くずになっている車の数々。
強烈な潮の匂い。
これでももうだいぶ復旧しているんだろうけど、あまりの惨状に言葉を失う。
やっぱりテレビや写真で見るのとは全然違う。
復旧は進んでいるかもしれないけど、復興にはまだまだ遠い。
しかし今は車で通れるこのエリア一帯もしばらくは立ちいることさえできなかったはずだ。それを瓦礫を撤去し、道を作り、車が通れるようにした人たちがいる。
信号がなくなってしまったため、粉塵の中、交通整理に立っている警察官の姿にも本当に頭が下がる思だった。
この光景を脳裏に焼き付けて次来るときは何がしかの役に立ちたいと心に誓った。
そのためにも一部ではあるけれど、この目で被災地を見られてよかったと思う。
■東京に向けて爆走!
新幹線で帰るサトシンさんと前田さんを一ノ関まで送り、たろうちゃんと厳美渓温泉(かんぽの湯)へ。
星空を眺めながらの露天風呂は最高。これまでの疲れがお湯の中に溶けていく。
俺もたろうちゃんと全裸で露天風呂の石垣の上に仁王立ちして星空を眺めたことは忘れないぜ!
30分ほどまったりした後、東京へ向けて爆走開始。
夜の運転は昼間よりは神経を使うけど、ロードレース専門誌の編集者時代は鈴鹿へは普通に車で通っており、遠いところでは山口や岡山まで車で取材に行っていたので、仙台くらいは全然遠く感じない。
そして東北道→外環を通り、練馬区の自宅に1時頃着。
いいペースで走れたので行きより早く着いた。
途中で交代したたろうちゃんが自宅まで送ってくれました。
たろうちゃんちは千葉なのにごめんね〜あざーっした!
たろうちゃんとじっくり語れてほんとよかった。
予想を超えるナイスガイでした。
ほぼ同い年として俺ももっとしっかりせんとアカンな〜と思いましたよ。
スタートからゴールまで約28時間の弾丸日帰り気仙沼ツアー。
いろいろと得るものが多くほんとに行ってよかった。
でも「よかったね」で終わったら何の意味もない。
この経験を今後に生かす方法を考えなければ。
とにかくみなさん、お疲れ様でした!
●今回読み聞かせをした主な絵本
タケゾーさん!
魂のライター&ドライバーありがとうございました!
ホントはあのまま温泉で呑みたかったです!
また行きましょう
僕らの復興のためにも!
たろーちゃん
こちらこそありがとうございました!
そしてお疲れ様でした!
自宅から自分の車でギターや器材を持参して気仙沼まで爆走、現地では読み聞かせからギターの演奏までコキ使わ…いや、大活躍だったね。
俺もあのまま飲みたかったー!
たろーちゃんとじっくり話せたのが今回の大きな収穫でした。
ほんと、たろーちゃんと行けてよかったです。
またぜひ一緒に行きましょう!
山下さん、はじめまして
たろさんの同級生です
みなさんの活動、たろさんから聞いていました
本・歌・笑顔のちから
わたしもいつも救われているのでわかります
わたしも何らかの形で
みなさんのように
笑顔や安らぎの素を届けたいと思っています
読んでいると
一緒に飲んで読んで歌っているような気持ちになってしまいます(^^)♪
写真の中の
みなさんの笑顔
こどもたちの真っ直ぐな瞳が印象的です
お恥ずかしながら
こっちが元気をもらってしまいました
すてきな記事を
どうもありがとうございました
ますみんさま
コメントありがとうございました。
気づくのが遅くなって申し訳ありません。
最近スパムが多いので一旦チェックしてから
アップしているのですが、
通知がうまくいっておらず…m(_ _;)m
たろーちゃん、すごくいい漢ですね。
今回、じっくり話をしてますます尊敬の念を抱いてしまいました。
若い頃からあんな感じなのでしょうか。
ほんと子供をあんなに笑顔にできる
サトシンさんや前田さんやたろーちゃんはすごいと思います。
こんな長い乱筆乱文の乱ブログを読んでくださり
まことにありがとうございました。
すばらしいツーリングですね。人生万歳(^o^)丿
たけぞー!たろちゃん!
本当にお疲れ様でした!
サトシンさんはもう百戦錬磨の慣れたステージかもですが
オレは2人が来てくれるっての、
本当に心強かったよ^^b
それにすっごく楽しかった^^b
実際すっごくサトシンさんだって助かったはずです。
オレが言うのもナンですが、
あらためてお礼を言わせて下さい。
本当にありがとう!
帰りも大変だったねぇ・・・。
途中で温泉に行ったと言う書き込みみて
逆に心配になってしまいました。
でも無事にたどり着いたと言う書き込みを見て安心しました^^b
しかしナンだな、あの居酒屋、
どーせならもっとゆっくり呑みたかったねぇ^^;
それにどーせならもっとウマくて精のつくモンを
食わせてやりたかったToT
あんまりウマくなかったって言ってたからさ。
まぁ朝までやってる店あれしかなかったからしゃーねぇか^^;?
今度あらためてお疲れさん会やりましょう!
ただひとつだけ悔やんでるのは
4人での写真を撮れなかったこと。
何度も撮ろうって思ってたんだけど
なんか記念撮影みたいなことすることが出来なかったよ。
町や港の写真も撮る気になれなかった・・・。
ウチの息子と一昨年広島行った時、
原爆ドームの前で写真撮ろうとしたら
息子がここで写真撮るのは・・・って拒否したのを思い出した。
なんかウマく言えないけど
不謹慎みたいな気がするって言ってた。
そんなことちょっと思い出した。
いつまでもそんなこと言ってても復興に繋がらない訳だけど
そんな気持ちをわすれないためにも
写真に記録させんじゃなく、自分自身の中に記録して
頑張れる俺たちが頑張って行こうって思いました。
だらだら長くなっちゃってすんません!
まあしめっぽくなりそーだから
やぁ〜めた!^^
とりあえずお疲れさん会でって^^b!!
ふたりとも本当にお疲れ様でした。
前田たかひろ