一筆入魂

フリーライター/編集者 山下久猛のブログ

2010
12/06
日記

「がんはれ」で前へ

エルツーの計画倒産による未払いの件、しょうがないと自分に言い聞かせても、やっぱり悔しい、悲しい、腹が立つ。

フリーにとっては数十万という被害額はやっぱりかなり痛い。そしてムダになった時間と労力も...。

続々と情報が入ってきてやっぱり悪質な計画倒産だということがはっきりしたエルツーへの恨み、こうなった原因を作ったにも関わらず責任はないと言い放つ人間への怒り。
どっちもフルボッコにしてやりたいくらいの憎悪があふれ出してくる。

しかしもうどうにもならない。
もう済んでしまったことをいつまでも思い悩んでもしょうがない、前向きに考えよう→ふとしたときに思い出して凹む、の無限ループ。

そんな思いを抱えながら仕事をしていた今日の午後。
凹んで椅子に背を預けながらふと見上げたとき、一枚の色紙が目に入った。

ganhare.jpg
「がんばれ 中村義一」

その瞬間、もやもやが一気に吹っ飛んだ。

そうだ。もう頑張るしかないんだ。


中村義一とは、「魂の仕事人」でインタビューさせてもらった三鷹光器会長・中村義一さん

中村会長は若い頃、友人にだまされて2億の借金を背負わされた。
しかし腐らず、あきらめず、そこから這い上がり、大企業にも負けない町工場を作り上げた。

そんな、数多くの逆境や試練に負けず、真正面から立ち向かい、乗り越えてきた偉人の書いてくださった「がんばれ」だけに、そのパワーは絶大だ。
たった一言の力をこれほどまでに感じたことはいまだかつてなかった。

中村会長の苦労に比べれば、というわけじゃないけど、もうやるしかない。

くさっていても一歩も前には進めない。

人生は続く。

どんなことが起こっても、命ある限りは続いていく。
その場にとどまるか、進むか。
それを決められるのは自分だけだ。
だったら進むしかない。

また「魂の仕事人」に救われた。
中村会長に深く感謝。

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