
先日、東伊豆の富戸で今年初潜りしてきた山下ですこんばんは。
真冬の伊豆で潜るのはほんと何年ぶりだろう。
たぶん2、3年ぶり。
東伊豆で潜るのもかなり久々。
これも2、3年ぶりじゃなかろうか。
しかも今回の富戸は初体験。
さらに今回が400本記念。
そしてメンツがチーム加齢臭のボス・Kとチーム加齢臭のマスコットガール・「花金のアフターファイブはナウなヤングとアゲアゲエンジョイ」が口癖のJちゃん(25歳)とくればおもしろくならないわけがない!
つーことで、3人集合してから、海中で、陸上で、解散まで、終始大爆笑の1日半でした。
使用DSはSプロショップ富戸
クラブハウスが超きれいなサービスです。
中も広く、部屋もきれいなのですが、なんといっても生オリオンのサーバーを完備してるっつうのが最高!
今回のダイビングは俺的に3つの不安要素がありました。
まずひとつ目のハードルは、ロクハンのかぶりがちゃんと着れるかどうか。
2ピースのロクハンを作ったときの俺の体重は今からおよそマイナス3キロ。
しかも、今は腹周りに重点的にお肉がついてしまっている。
ふたつめは冬の伊豆の水温に、軟弱貧弱になってしまった俺の肉体と精神が耐えられるか。
だったら素直にドライを着ればいいじゃんと思う方もいらっしゃるかと思いますが、俺は「ドライスーツは女子供が着る物、男は黙って冬でもロクハンじゃ!」というモットーなため(実は海の中でおしっこができないのがイヤなだけ)、ドライスーツはもってもいないし、着る気もないのです。
ダイビングを始めた当初は冬でもガンガン、というか年間を通して潜っていたのですが、ここ最近はすっかりリゾートダイバー化しており、真冬に行くとしてもせいぜい八丈島どまり。
車の中でJが「最近はあったかくて、17度くらいらしいですよ?」と言っていたので、それならまあなんとかなるかと思ってたところ、ガイドのM井さんに聞くと16度を割ってるというじゃありませんか!
水温15度台はほんとに久々。またJにハメられた...。
水温が20度を切る海では長らく潜っていなかったので、海の中で「バキッ」という心が折れる音が聞こえないか不安でした。
みっつ目はロクハンが脱げるか。昨年の5月に黄金崎に行ったとき、なかなか脱げず、脱ぐときにおぼれそうになったので。
さらにプラスして、もはや公害レベルと言っても過言でないKのいびき攻撃による寝不足。
でも潜ってしまえば何とかなるだろとポイントへ。
ポイントまではクラブハウスから徒歩で移動。
これも楽。
まず1本目はムレハタタテダイとイバラタツを狙いにヨコバマへ。
初めてのポイントはいつだってドキドキワクワクする。
「はじめまして、富戸の海! こんな私ですがよろしく!」と心の中で叫びながらエントリー。

潜行してしばらくしても、思ったより寒くない。
これならなんとかいけそうだとまずは一安心。
それよりも何よりも透明度に感動。
めっちゃ抜けてる! 超ブルー!
伊豆でこんなブルーは久々ですよ!
さすが冬の伊豆は透明度いいねえ。


沖縄と言っても疑う人はいないであろう
でも狙った魚はいませんでした。
ムレハタちゃんたちも、メインのイバラタツくんも。
海の中でM井ガイドが頭を抱えながら「えーーーーーー」と叫んでいたのが笑えました。
ま、生き物だからしょうがない。
どっかにメシ食いに行くとかで席を外しているんでしょう。
会えたのはスズメダイ玉くらい?


あとはシビレエイ。

手袋を脱いで触ってみると、プニプニしててなかなか気持ちいい。
そしてそのままぐーっと押し付けると......ビリリ!!!!
シビレキタキタキタキタ━━━(゚∀゚≡(゚∀゚≡゚∀゚)≡゚∀゚)━━━━!!
(撮影:かずぅ)
シビレエイってほんとにシビレるんだなあと軽く感動してると、もっと感動的なサプライズが!

この旗はJちゃんが夜なべして作ってくれたもの。
プリントとかしてくれててものすごい凝ってます。
魚たちのイラストもかわいいし、コメントも超うれしい。
こんなに海の中でうれしさで感動&感激したのは
小笠原のNASOでイルカファミリーと50枚超のトビエイの群れに出会った時以来かも。いや、それ以上かな。
ありがとうJちゃん!
こんなことしてくれたら......
こんなことしてくれたら......
ホレてまうやろーーーー!!!
。・゚・(ノ∀`)・゚・。

キャホーーーイ!!!
そして、M井さんからもお祝いにトラのかぶりものをいただきやした。

あざーっす!
これもうれしかったなあ。
今年は常にトラをかぶって潜ることをここに誓います。
寄せ書きしてくれた他3名にも感謝。
いや、ほんとはいろんな仕事が超佳境だったんだけど、無理して来て本当によかったよう。
みんな、ありがとー!!!
エキジットする頃には雲が晴れ、太陽が顔を出す。

やっぱ晴れてると気持ちいいねえ。
ダイブタイムはなんやかんやでちょうど60分。
ウェットで16度を切る水温で60分。
これは新記録かも。
自分で自分をほめてあげたい。
いや、それもこれも愉快な仲間たちのサプライズのおかげですよ。
心があったまったおかげで、冷たい水温にも耐えられたのでしょう。
体がガクブルでも心はほかほか。
エキジット後は富戸といえば温泉丸というほど有名な温泉丸にざぶん。

温泉丸というだけに、本当の温泉を引いているそうです。
温泉丸は想像以上にきれいで広くて快適。
しかも冬の平日だから貸切状態。
冷たいダイビング後に海を見ながら入る温泉は最高でした。
その後、ショップで暖かい豚汁とお手製のカレーをいただく。
ダイビングといえばやっぱカレーでしょう。
食いすぎたら2本目に響くとわかっていながらいつも食いすぎてしまいます。
豚汁超うまかったー。
冷えた体が内側からあったまりました。
こしょう味噌がうますぎたのでお土産にゲット。
伊豆はこういう細かいんまいものが多いのもうれしい。
2本目はボートで川奈側のポイントゴロダイへ。
なんでもトビエイがかなりの枚数飛んでるとのこと。
ポイントまでは漁船でGO!
ポイントまでは15分くらいで到着→エントリー。
ここも透明度いいぞー。
でもやっぱさすがに2本目ともなるとさぶっ!
けっこう流れていたのでこれは期待できそうだと思っていたら、ほんとに飛んでました。
トビエイの子供がたくさん。
日本野鳥の会の会員ばりに心のカウンターで数えてみると間違いなく10枚以上は肉眼で確認。
村井さんは20枚以上と言い張ってますが(笑)。
2本目はさすがに寒く感じたけど、なんとか45分もちますた。
エキジット後、船の上からかずぅがカレーを全部リバース。
漁船だし、思いのほか揺れたので、俺も酔い止め飲まなかったら絶対リバースしてたな。
つーか、俺、まだまだいけるやん!
冬の伊豆でも全然大丈夫やん!
15.7度の水温にも耐えられるやん!
ロクハンもきついけど着脱できるやん!
と自信を深めました。
これから冬でもガンガン行くぜ! たぶん。
エキジット後はふたたび温泉につかり、ログ付けして、バカ話してたらあっという間に5時。
清算を済ませ、M井さんとお別れ。
また絶対行きたい!
海はどんなんでもいいからクラブハウスに(笑)。
こんな快適なクラブハウスはちょっとほかにないかも。
特にオリオン生のサーバーが(以下同文)
その後はお約束の伊豆グルメと温泉へ。
まずは東伊豆に来たら必ず寄る太田水産。
週末は激混みで絶対30分以上は待たされ、一番人気の鯵ご膳はまず売り切れなのに、激空きですんなり入れるし、鯵ご膳もちゃんとある!
ビバ! 平日!
でも俺は各種刺身にキンメの煮付けがついた限定の伊豆の魚づくし定食をオーダー。

食いしん坊のJちゃんも大喜び。
パンパンに張ったおなかを抱えつつ、温泉へ。
これも久々の「高原の湯」。

ここは露天風呂も広く、座敷も広いからゆったりくつろげるんですよ。
ちなみに露天風呂にはリスが住み着いているので、昼間は木から木へと飛び回るリスが見られます。
週末はいつも混んでるんだけど、月曜は激空き。
VIVA!! 平日!
たっぷり1時間入った後、東京へ向けて出発。
道路もガラガラ。
VIVA!! 平日!
さすがに帰りは爆睡だろうと思いきや、またもやJの繰り広げる天然ギャグで笑いの坩堝に叩き落され、寝る暇などこれっぽっちもなく、気がついたら東京。帰りもあっという間でした。
いやーほんとーに今回のツアーは楽しかった。
ツアー中ずーっと腹筋が壊れるかと思うほど笑ったのは初かも。
ある意味拷問に近い。
とにもかくにも今年初潜りは初富戸でそして一生忘れられない
メモリアルダイブとなりました。
またこのメンツで行きたいっす。
今後ともよろしく!

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