3.11のあの日以来、ずっと考えていた。
自分にも何かできないだろうか。
義援金などのお金を送るだけじゃなく、これまで身に付けてきた技術や職能で被災者のために何かできないか。
そんなときだ。NHK解説主幹の早川さんからメールをもらったのは。
メールには、「3.11被災者支援研究会」を立ち上げたことや設立趣旨が書かれてあった。
「まずは今後の復興への道筋を資料価値あるものとして記録することから始め、その先に、被災者のために何をなしうるかを模索し、身の回りでできることから行動をおこし、世の中への発信を通じて、必要と思える提言を継続的に行っていくことをめざす」という活動趣旨や「こうした記録をすることで、少しでも被災者の方々の支援になれば」という目的には共感し、素晴らしいと思ったが、報道の仕事は未経験で、ジャーナリストでも地震の研究者でも災害対策の専門家でも医療関係者でもない一介のフリーライターの自分にできることは何もないと思った。
しかし、メールの最後に書かれてあった言葉
「専門分野や学会の壁、素人か玄人かの区別を乗り越えて、自由に出入りして、知恵を出し合う場をつくりたいと考えています」
この一言が迷っていた私の背中を押した。
私にできることは何もないかもしれない。
でも会合の場に行ってみないとわからない。
行ってみて場違いだったら離れればいいだけだ。
「何ができるかわかりませんが、私も参加させてください」と早川さんに返信した。
こうして「3.11被災者支援研究会」との関わりが始まった。
■定例会に参加してみて
とはいえ、定例会に最初に参加するときはまだかなりビビていた。
早川さんから事前に送られてきた参加者名簿に記載されていた人たちの肩書きが凄すぎたからだ。
NHK解説委員の早川さんを筆頭に、
・NHK新潟放送局記者
・某大学教授
・NPO法人災害・医療・町づくり副理事長
・東京某市教育長
・東京大学理学部教授
・Y新聞社編集委員
・医学ジャーナリスト・医学博士
・国際協力機構青年海外協力隊事務局次長
・某災害・復興研究所所長
・社団法人中越防災安全推進機構地域防災センター長
・衆議院議員
・東京大学地震研究所研究員
などなど、報道、教育、災害支援などのスペシャリストばかりだ。
これだけの人たちが、所属する団体、業界を越えて、早川さんら発起人たちの呼びかけに応え、自らの意思で集結したことにまずは感動。
めまいがするほどの豪華なメンツ。
でも、だからこそ、やっぱ俺、完全に場違い...でももう行くって言っちゃったしな......
というわけで4月25日19時、勇気を振り絞って開催場所のチャイムを鳴らした。
人懐っこい顔で迎えてくれたのは定例会の開催場所を提供してくれている、元NHKのディレクターのKさんだったが、参加メンバーの中で唯一知っている人である早川さんはまだ来られていなかった。人見知りで小心者の私はあまりのアウェイ感にどうしたものかと思考停止状態に陥ったが、何かと気を遣ってくださるKさんのおかげでなんとか平静を取り戻し、その場にいらっしゃった方々とお話を始めた。
まさに多士済々。みなさん、その道のプロで自己紹介を聞いているだけで楽しかった。
そして被災者支援に関する熱い思いがびんびん伝わってきた。
被災者のために何かしたい。思いは同じだった。
その後は飲みながら今回の震災についてもっている情報を出し合い、今度何をなすべきかを話し合った。
まだ自分に何ができるかわからないが
参加してよかった。
今後も出来る限り参加しよう。
心からそう思った。
自分にも何かできないだろうか。
義援金などのお金を送るだけじゃなく、これまで身に付けてきた技術や職能で被災者のために何かできないか。
そんなときだ。NHK解説主幹の早川さんからメールをもらったのは。
メールには、「3.11被災者支援研究会」を立ち上げたことや設立趣旨が書かれてあった。
「まずは今後の復興への道筋を資料価値あるものとして記録することから始め、その先に、被災者のために何をなしうるかを模索し、身の回りでできることから行動をおこし、世の中への発信を通じて、必要と思える提言を継続的に行っていくことをめざす」という活動趣旨や「こうした記録をすることで、少しでも被災者の方々の支援になれば」という目的には共感し、素晴らしいと思ったが、報道の仕事は未経験で、ジャーナリストでも地震の研究者でも災害対策の専門家でも医療関係者でもない一介のフリーライターの自分にできることは何もないと思った。
しかし、メールの最後に書かれてあった言葉
「専門分野や学会の壁、素人か玄人かの区別を乗り越えて、自由に出入りして、知恵を出し合う場をつくりたいと考えています」
この一言が迷っていた私の背中を押した。
私にできることは何もないかもしれない。
でも会合の場に行ってみないとわからない。
行ってみて場違いだったら離れればいいだけだ。
「何ができるかわかりませんが、私も参加させてください」と早川さんに返信した。
こうして「3.11被災者支援研究会」との関わりが始まった。
■定例会に参加してみて
とはいえ、定例会に最初に参加するときはまだかなりビビていた。
早川さんから事前に送られてきた参加者名簿に記載されていた人たちの肩書きが凄すぎたからだ。
NHK解説委員の早川さんを筆頭に、
・NHK新潟放送局記者
・某大学教授
・NPO法人災害・医療・町づくり副理事長
・東京某市教育長
・東京大学理学部教授
・Y新聞社編集委員
・医学ジャーナリスト・医学博士
・国際協力機構青年海外協力隊事務局次長
・某災害・復興研究所所長
・社団法人中越防災安全推進機構地域防災センター長
・衆議院議員
・東京大学地震研究所研究員
などなど、報道、教育、災害支援などのスペシャリストばかりだ。
これだけの人たちが、所属する団体、業界を越えて、早川さんら発起人たちの呼びかけに応え、自らの意思で集結したことにまずは感動。
めまいがするほどの豪華なメンツ。
でも、だからこそ、やっぱ俺、完全に場違い...でももう行くって言っちゃったしな......
というわけで4月25日19時、勇気を振り絞って開催場所のチャイムを鳴らした。
人懐っこい顔で迎えてくれたのは定例会の開催場所を提供してくれている、元NHKのディレクターのKさんだったが、参加メンバーの中で唯一知っている人である早川さんはまだ来られていなかった。人見知りで小心者の私はあまりのアウェイ感にどうしたものかと思考停止状態に陥ったが、何かと気を遣ってくださるKさんのおかげでなんとか平静を取り戻し、その場にいらっしゃった方々とお話を始めた。
まさに多士済々。みなさん、その道のプロで自己紹介を聞いているだけで楽しかった。
そして被災者支援に関する熱い思いがびんびん伝わってきた。
被災者のために何かしたい。思いは同じだった。
その後は飲みながら今回の震災についてもっている情報を出し合い、今度何をなすべきかを話し合った。
まだ自分に何ができるかわからないが
参加してよかった。
今後も出来る限り参加しよう。
心からそう思った。
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