先日、むかーしサラリーマン時代に勤務していた会社の組長から「東ケト会・三春の滝桜見物日帰りバスツアー」なるお誘いメールが届きました。
旅行の詳細はこんな感じ。
【出発日】
4月24日(日)
【旅行代金】
9,000円
※当日精算
【食事条件】
水戸のドライブインにて海鮮丼の昼食付き
【行程】
新宿7:30発?水戸大洗IC=かねふくめんたいパーク(買い物)9:40〜10:10=水戸ドライブイン11:00〜12:00(昼食・買い物)=水戸IC=船引三春IC=三春の滝桜(見物)14:30〜15:30=三春町の社会福祉協議会に立ち寄り支援物資のお届け=船引三春IC=那須IC=五峰館(買い物)17:40〜18:10=新宿20:00着予定
※三春着が早まった場合には滝桜見物時間を延長します
【ツアーのポイント】
※天下の名桜・三春の滝桜をじっくり観賞!
※なんと!サントリー「ザ・プレミアム・モルツ」飲み放題!(350ml缶×24本×8ケース=192本!付き)
※足元広々!トイレ付きスーパーリクライニングシートバス「グラシア号」を利用!(「汚さないでね」と頼まれています)
※大洗ではかねふくめんたいパークで出来たてめんたいこの買い物も!
※チーズガーデン五峰館にも立ち寄ります!
-----------------------------------------------
むかーしこの会社で旅行通販雑誌の編集をやっていた頃、数え切れないほど写真で眺め、幾度となくキャプションを書いてきた憧れの三春滝桜ですがもちろん見物したことなどなく、一度でいいからこの見事な桜を実際にこの目で見てみたいものだと思っていました。(※自分では一度も見たことも行ったことのない観光地・観光名所について、さも何度も行ったことのあるかのようにその魅力を書き、読者を行ってみたいと思わせる、これも旅行カタログ雑誌の編集者にとっての必須スキルなのであります)
加えて大好きな明太子が買える、さらにサントリー「ザ・プレミアム・モルツ」飲み放題付!
何より大きな魅力だったのが、参加費の一部で救援物資を購入し、三春町の社会福祉協議会へ届けるということ。
あの3.11の震災以来、募金以外に何かできないかと悶々としており、被災地での支援活動に乗っかる話も流れていただけにこれ幸いと参加を決定。
4月24日当日は前日の嵐がウソのような超快晴。やっぱドライブは晴れるとテンション上がる!
乗車するスーパーリクライニングシートバス「グラシア号」はこの4月に納車となったばかりなだけにピカピカ!参加人数も20名足らずでゆったり快適!
正しくは「東トケ会」ではなく「東ケト会」。昔懐かしの「東日本何でも蹴飛ばす会」ではなく、「東日本大震災を蹴飛ばす会」。
乗り込むや否や全員に嫌応なく配られるサントリー「ザ・プレミアム・モルツ」。バスはトイレ付きだから車中でいくら飲んでも安心! しかし朝の7時台から飲むのって久々。
そのうち日本酒も回ってきました。
●かねふくめんたいパーク
バスは一路東へ。日曜だというのに高速道路はガラガラ。まず最初の立ち寄り先、明太子の代名詞的存在・かねふくめんたいパーク(大洗)へ。
まずは工場見学でタラコや明太子の作り方を詳しく説明してもらいました。
こういう見学するとただでさえ大好きな明太子がもっと好きになるね!
その後は店内でお土産購入タイム
試食もできて最高!
お土産に工場作りたて明太子、明太いわし、イカ明太などを購入。
そしてここ大洗も3.11の地震による津波の影響を受け、かなりひどいことになっていたようです。
実際に被災地に来て改めて被害を実感。
当日も人はまばらで、お店の人に聞くと3.11以来、団体バスは我々が初めてとのこと。全員にストラップやからし高菜のお土産など、手厚い歓迎を受けました。
●三春滝桜見物
途中水戸のドライブインに寄って海鮮丼の昼食を採った後(これは正直イマイチだった)、本日のメインイベント、三春の滝桜へ。
事前情報により、福島原発事故の影響で今年は訪れる観光客数が10分の1になりそう(ソース:河北新報)とのことで、渋滞もほとんどなくすいすい現着へ。駐車場でもバスはなんと我々のほかに1台だけ。
駐車場から期待に胸を膨らませつつ2〜3分坂を登ると滝桜が!
青空に見事に映える滝桜
広い草原に堂々と立つ樹齢1000年の一本桜。その姿は見事のひとこと。雄々しくもあり、神々しくもあり。期待以上の感動でした。
特に桜の木の真下から見上げる姿は圧巻。まるで桜の枝が上空から滝のように流れ落ちてくるよう。風が吹くとしだれ桜がふわりと青空になびいてそれはもうたとえようもない美しさでした。(でも滝は名前の由来とは無関係とのこと)
いつまでもこの桜の下にいたかった...。
1000年も生きていたら間違いなく何かは宿っているでしょう。思わず手を合わせたくなるなあと思っていたら桜の下には祠があり賽銭箱があったのでお賽銭を入れて手を合わせました。
いつまでも長生きしてください。被災者の皆さんに心の平和が一刻も早く訪れますように...と。
桜の周りは遊歩道が整備され1周できるようになっています。360度どの角度から眺めても見事でした。
桜の周りは広い芝生の花見スペースが。遠くに滝桜を眺めながらの一杯はまさに至福! しかし時間配分を間違えたせいでほんのちょっとしかいられなかった。もっといたかった..._| ̄|○
観光客が例年よりも格段に少なかったおかげでじっくり滝桜を眺め、写真を撮れたのもラッキーでした。
滝桜の下でぼけーとしてると徐々に雲が広がり、見物時間もそろそろ終了に近づいた頃、ぽつりぽつりと雨が落ちてきました。見物客からは「放射能の雨が降ってきた(笑)」という声も。
バスが出発するとたちまち豪雨に。こんなところもラッキーでした。
●三春町の社会福祉協議会へ支援物資持ち込み
主催者の組長が三春町のWebサイトで救援物資リストをチェックし、事前に不足している支援物資を購入。それと半ば強引に連れてきたP子(30歳独身・婚活中)が当日購入した物資を届けに社会福祉協議会へ。
職員の方に支援物資を手渡す我らが組長。わずかな物資で恐縮ですが何かのお役に立てれば幸いです。
物資提供者リストに署名するマスコミ対応係のK氏
建物内には全国から届いたすごい量の支援物資が。胸熱。
職員の人に聞くと、これらの支援物資は避難所に送るほか、自宅で暮らしている被災した住民が取りに来るそうです。
その後はチーズガーデン五峰館に立ち寄りチーズ各種を購入
トイレ。これも胸熱。被災していない側が頑張れなんてとてもいえない。今、頑張れとか頑張ろうとかは被災した人だけが言っていい言葉だと思う。でも、中には再び立ち上がろうとしている人たちもたくさんいる。そんな人たちに対してはくじけずに頑張ってほしいと祈らずにはいられない。
移動中には虹も。しかもダブル。
●参加してよかった
明太子やチーズも買えたし、憧れの滝桜もゆっくり観ることができたし、少しは被災地貢献もできたと思うし、盛りだくさんの充実した1日となりました。
実際に被災地へ行って、消費活動を行うというのも被災地支援の一環になると思うんですよ。
やはり実際に行ってこの目で見て感じないとわかないとわからないことってたくさんあるんだなあと改めて実感しました。
今回の災害は被害規模は甚大で被災地も広域すぎて何をやっても焼け石に水なんじゃないかと思いがちだし、今回僕らのやったことなんて被災地でボランティア活動をしている人たちに比べたら、ほんとに支援というのもおこがましいくらいなちっぽけな支援。いいことしたなんてこれっぽっちも思えない。でも、それでも何もせずに能書きばっか垂れてるよりはマシだなと。
この企画、続編もあるようなので今後もがんがん参加しようと思います。
旅行の詳細はこんな感じ。
【出発日】
4月24日(日)
【旅行代金】
9,000円
※当日精算
【食事条件】
水戸のドライブインにて海鮮丼の昼食付き
【行程】
新宿7:30発?水戸大洗IC=かねふくめんたいパーク(買い物)9:40〜10:10=水戸ドライブイン11:00〜12:00(昼食・買い物)=水戸IC=船引三春IC=三春の滝桜(見物)14:30〜15:30=三春町の社会福祉協議会に立ち寄り支援物資のお届け=船引三春IC=那須IC=五峰館(買い物)17:40〜18:10=新宿20:00着予定
※三春着が早まった場合には滝桜見物時間を延長します
【ツアーのポイント】
※天下の名桜・三春の滝桜をじっくり観賞!
※なんと!サントリー「ザ・プレミアム・モルツ」飲み放題!(350ml缶×24本×8ケース=192本!付き)
※足元広々!トイレ付きスーパーリクライニングシートバス「グラシア号」を利用!(「汚さないでね」と頼まれています)
※大洗ではかねふくめんたいパークで出来たてめんたいこの買い物も!
※チーズガーデン五峰館にも立ち寄ります!
-----------------------------------------------
むかーしこの会社で旅行通販雑誌の編集をやっていた頃、数え切れないほど写真で眺め、幾度となくキャプションを書いてきた憧れの三春滝桜ですがもちろん見物したことなどなく、一度でいいからこの見事な桜を実際にこの目で見てみたいものだと思っていました。(※自分では一度も見たことも行ったことのない観光地・観光名所について、さも何度も行ったことのあるかのようにその魅力を書き、読者を行ってみたいと思わせる、これも旅行カタログ雑誌の編集者にとっての必須スキルなのであります)
加えて大好きな明太子が買える、さらにサントリー「ザ・プレミアム・モルツ」飲み放題付!
何より大きな魅力だったのが、参加費の一部で救援物資を購入し、三春町の社会福祉協議会へ届けるということ。
あの3.11の震災以来、募金以外に何かできないかと悶々としており、被災地での支援活動に乗っかる話も流れていただけにこれ幸いと参加を決定。
4月24日当日は前日の嵐がウソのような超快晴。やっぱドライブは晴れるとテンション上がる!
乗車するスーパーリクライニングシートバス「グラシア号」はこの4月に納車となったばかりなだけにピカピカ!参加人数も20名足らずでゆったり快適!
送信者 4.24三春の滝桜 |
正しくは「東トケ会」ではなく「東ケト会」。昔懐かしの「東日本何でも蹴飛ばす会」ではなく、「東日本大震災を蹴飛ばす会」。
●かねふくめんたいパーク
バスは一路東へ。日曜だというのに高速道路はガラガラ。まず最初の立ち寄り先、明太子の代名詞的存在・かねふくめんたいパーク(大洗)へ。
まずは工場見学でタラコや明太子の作り方を詳しく説明してもらいました。
その後は店内でお土産購入タイム
試食もできて最高!
お土産に工場作りたて明太子、明太いわし、イカ明太などを購入。
そしてここ大洗も3.11の地震による津波の影響を受け、かなりひどいことになっていたようです。
当日も人はまばらで、お店の人に聞くと3.11以来、団体バスは我々が初めてとのこと。全員にストラップやからし高菜のお土産など、手厚い歓迎を受けました。
●三春滝桜見物
途中水戸のドライブインに寄って海鮮丼の昼食を採った後(これは正直イマイチだった)、本日のメインイベント、三春の滝桜へ。
事前情報により、福島原発事故の影響で今年は訪れる観光客数が10分の1になりそう(ソース:河北新報)とのことで、渋滞もほとんどなくすいすい現着へ。駐車場でもバスはなんと我々のほかに1台だけ。
駐車場から期待に胸を膨らませつつ2〜3分坂を登ると滝桜が!
青空に見事に映える滝桜
広い草原に堂々と立つ樹齢1000年の一本桜。その姿は見事のひとこと。雄々しくもあり、神々しくもあり。期待以上の感動でした。
特に桜の木の真下から見上げる姿は圧巻。まるで桜の枝が上空から滝のように流れ落ちてくるよう。風が吹くとしだれ桜がふわりと青空になびいてそれはもうたとえようもない美しさでした。(でも滝は名前の由来とは無関係とのこと)
いつまでもこの桜の下にいたかった...。
1000年も生きていたら間違いなく何かは宿っているでしょう。思わず手を合わせたくなるなあと思っていたら桜の下には祠があり賽銭箱があったのでお賽銭を入れて手を合わせました。
いつまでも長生きしてください。被災者の皆さんに心の平和が一刻も早く訪れますように...と。
桜の周りは遊歩道が整備され1周できるようになっています。360度どの角度から眺めても見事でした。
桜の周りは広い芝生の花見スペースが。遠くに滝桜を眺めながらの一杯はまさに至福! しかし時間配分を間違えたせいでほんのちょっとしかいられなかった。もっといたかった..._| ̄|○
観光客が例年よりも格段に少なかったおかげでじっくり滝桜を眺め、写真を撮れたのもラッキーでした。
滝桜の下でぼけーとしてると徐々に雲が広がり、見物時間もそろそろ終了に近づいた頃、ぽつりぽつりと雨が落ちてきました。見物客からは「放射能の雨が降ってきた(笑)」という声も。
バスが出発するとたちまち豪雨に。こんなところもラッキーでした。
●三春町の社会福祉協議会へ支援物資持ち込み
主催者の組長が三春町のWebサイトで救援物資リストをチェックし、事前に不足している支援物資を購入。それと半ば強引に連れてきたP子(30歳独身・婚活中)が当日購入した物資を届けに社会福祉協議会へ。
建物内には全国から届いたすごい量の支援物資が。胸熱。
その後はチーズガーデン五峰館に立ち寄りチーズ各種を購入
移動中には虹も。しかもダブル。
●参加してよかった
明太子やチーズも買えたし、憧れの滝桜もゆっくり観ることができたし、少しは被災地貢献もできたと思うし、盛りだくさんの充実した1日となりました。
実際に被災地へ行って、消費活動を行うというのも被災地支援の一環になると思うんですよ。
やはり実際に行ってこの目で見て感じないとわかないとわからないことってたくさんあるんだなあと改めて実感しました。
今回の災害は被害規模は甚大で被災地も広域すぎて何をやっても焼け石に水なんじゃないかと思いがちだし、今回僕らのやったことなんて被災地でボランティア活動をしている人たちに比べたら、ほんとに支援というのもおこがましいくらいなちっぽけな支援。いいことしたなんてこれっぽっちも思えない。でも、それでも何もせずに能書きばっか垂れてるよりはマシだなと。
この企画、続編もあるようなので今後もがんがん参加しようと思います。
コメントする